Violin Bow : E.MIQUEL
Violin Bow : E.F.OUCHARD
EMILE FRANCOIS OUCHARD(1872-1951)
E.F.Ouchardは、19世紀から20世紀初頭にかけて活躍した弓製作者です。
息子Emile August Ouchardをはじめ、多くの優秀な製作者を育てた事でも知られています。
Cuniot-Huryの弟子として成長し、近代のフランス弓製作に多くの偉業を残しました。
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これら4本の弓は、1930~1940年にかけて製作されたもので、スワンヘッドといわれるスタイルで
仕上げられています。3本の弓には”TOURTE"と刻印されています。
4本共、良質のフェルナンビューコ材が使われ、しっかりとした音を持った逸品です。
4本全て【J.F.Raffin鑑定書】
Violin : E.GUERRA(1954)TRINO
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EVASIO EMILIO GUERRA(1875-1956)は、Torinoにおける代表的な製作者の一人です。
少年時代にはバイオリン演奏家を志しましたが、次第に楽器製作に強い興味を持つようになります。
彼はGioffredo Rinaldiの工房に弟子入りし修業します、元々手先が器用であった為か
非常に短期間で有能なバイオリン製作者になりました。
そしてC.OddoneやA.Fagnola,F.Guadagnini等の依頼を請け負うようにもなります。
この楽器は、1954年に製作された楽器です。
比較的晩年の作品で、この時期特有の仕上がりになっています。
音質はこれぞPIEDMONTサウンドと云えるパワフルさで、イタリア楽器らしいクリアな音色が魅力です。
Violin : J.CALOT(18--)TORINO
JOSEPH CALOT(1793-18--)は、1793年にMirecourtに生まれ、
1822年頃にTorinoに向かうまで多くの工房で研鑽を積んだとされています。
TorinoでGiovanni Francesco Pressenda(1777-1854)と出会い、共に仕事をする事となります。
G.F.PressendaはJ.Calotの息子の名付け親となったことが記録に残っており、
二人の信頼関係を裏付けています。
この作品は、1830年頃に製作されたものと考えられており、
GIOVANNI FRANCESCO PRESSENDA,TORINO 1829の ラベルが貼られています。
この作品からもわかるように、彼の作品はG.F.Pressendaの作風と良く似ており、
ダークレッドのニスも見間違える程です。
J.CalotはG.F.Pressenda・G.Roccaと並び、Torinoにおける名工と云えるでしょう。
Violin : S.ROCCHI(1974)MILANO
SESTO ROCCHI(1909-1991)は、PARMAのバイオリン製作学校で学びながら、
G.SGARABOTTOの教えも受けていました。
その後、MILANOへ移りL.BISIACHの下で多くを学びます。
BISIACH工房での楽器製作・修復の経験が彼にとって大きな成功をもたらしたと云えるでしょう。
彼のコンクール受賞歴は輝かしく、イタリア国内はもとより国外でも高い評価を得て、
不動の地位を確立しています。
彼の作品は、正確で繊細な作りとオレンジ色の暖かいニスを特徴としています。
このバイオリンは、1974年に製作されたもので、裏板にはスラブカットされた美しい楓材が使用されています。彼の特徴が特によく見られる作品です。
非常に健康な状態で、ほとんど未使用で保管されていたと思われます。
彼の作品にはそれぞれニックネームが付いており、正確には読み取れないのですが、この楽器のラベルと製作証明書には"Eiziano"と手書きで書き入れられています。
L.BISIACH(左)、S.ROCCHI(右)
Violin Bow : V.FETIQUE
VICTOR FETIQUE(1872-1933) SOLD OUT
V.FETIQUEは、A.LAMY、E.SARTORYなどと共に、
特に知名度の高いモダン・フレンチボウメーカーの一人です。
MIRECOURTのCharles Nicolas Bazin工房、PARISのCaressa & Francois工房を経て、
1913年に独立しました。
この作品は、1925年頃製作されたもので、上質なフェルナンビューコ材が使われた角弓です。
この弓の製作者は、PAUL WEIDHAAS(1894-1962)で、V.FETIQUEの弟子であり、
しばしば師の仕事を請け負っていたようです。
V.FETIQUEの歯切れの良さと、P.WEIDHAAS独自の味と思われる柔らかい音色が
絶妙にブレンドされた良弓です。
P.FETIQUE(左)とP.WEIDHAAS(右)のツーショット写真
゛L'ARCHET(Ⅲ)"p.158-No.23
【J.F.Raffin鑑定書】
Violin Bow : C.N.BAZIN
Violin Bow : C.L.BAZIN
Violin Bow : E.A.OUCHARD
EMILE AUGUSTE OUCHARD Fils(1900-1969)
E.A.OUCHARDは、20世紀の偉大な弓製作者の一人です。
父親のEMILE FRANCOIS OUCHARDと共にCUNIOT-HURYの工房を引き継ぎ、
その後、彼自身が独立してからも多くの弓を製作しました。
ニューヨークにも渡っており、Wiliam Lewis&Son社と契約を結ぶなど、アメリカでも活躍したようです。
この作品は1930年頃に製作されたもので、MARCEL FETIQUEの刻印がうたれています。比較的初期のもので、ダークレッドのとてもしっかりとした上質のフェルナンビューコ材が使用されています。
現代の演奏家の求める機能を備えた銘弓といえるでしょう。
【J.F.Raffin鑑定書】