Violin Bow : V.FETIQUE
VICTOR FETIQUE(1872-1933) SOLD OUT
V.FETIQUEは、A.LAMY、E.SARTORYなどと共に、
特に知名度の高いモダン・フレンチボウメーカーの一人です。
MIRECOURTのCharles Nicolas Bazin工房、PARISのCaressa & Francois工房を経て、
1913年に独立しました。
この作品は、1925年頃製作されたもので、上質なフェルナンビューコ材が使われた角弓です。
この弓の製作者は、PAUL WEIDHAAS(1894-1962)で、V.FETIQUEの弟子であり、
しばしば師の仕事を請け負っていたようです。
V.FETIQUEの歯切れの良さと、P.WEIDHAAS独自の味と思われる柔らかい音色が
絶妙にブレンドされた良弓です。
P.FETIQUE(左)とP.WEIDHAAS(右)のツーショット写真
゛L'ARCHET(Ⅲ)"p.158-No.23
【J.F.Raffin鑑定書】
Violin Bow : C.N.BAZIN
Violin Bow : C.L.BAZIN
Violin Bow : E.A.OUCHARD
EMILE AUGUSTE OUCHARD Fils(1900-1969)
E.A.OUCHARDは、20世紀の偉大な弓製作者の一人です。
父親のEMILE FRANCOIS OUCHARDと共にCUNIOT-HURYの工房を引き継ぎ、
その後、彼自身が独立してからも多くの弓を製作しました。
ニューヨークにも渡っており、Wiliam Lewis&Son社と契約を結ぶなど、アメリカでも活躍したようです。
この作品は1930年頃に製作されたもので、MARCEL FETIQUEの刻印がうたれています。比較的初期のもので、ダークレッドのとてもしっかりとした上質のフェルナンビューコ材が使用されています。
現代の演奏家の求める機能を備えた銘弓といえるでしょう。
【J.F.Raffin鑑定書】