Violin : C.G.ODDONE(1913)TORINO
SOLD OUT
Carlo Giuseppe Oddone(1866-1935)は、19世紀から20世紀にかけてのイタリアにおける注目すべき重要なバイオリン製作者の一人です。
Gioffredo Rinaldiの店の徒弟として修業をはじめ、後にロンドンに渡りFrederick William Chanotの下で働き、多くの技術とオールド楽器の知識を学ぶことになります。TORINOに戻ってからは、Evasio Guerraなどの若い製作者達に多大なる影響を及ぼしたと言われています
この楽器は、1913年に製作されたもので、厳選された良質の材料が使用されており、特に裏板は美しい一枚板です。音も明るい上質なイタリアントーンで、この製作家の典型的な作風であり、優れた逸品です。上下のブロック・側板エンドピン部分に、製作家の刻印が入れられています。
Cello Bow : E.F.OUCHARD
EMILE FRANCOIS OUCHARD(1872-1951)SOLD OUT
EMILE FRANCOIS OUCHARDは、若い頃CUNIOT-HURYの工房で働き、信頼できる助手として活躍、また独立後、自らの工房で多くの弟子を育てました。特に息子のEMILE AUGUST OUCHARDは、優れた弓製作者として有名です。
このチェロ弓は、1940年頃に製作されたもので、刻印は、Ch.ENELとなっています。スティックにはこげ茶色の良質なフェルナンビューコが使用されています。丸弓で、銀金具の黒檀フロッグが取りつけられています。チップには、銀プレートが施されており、バランスは極めて良好です。
この作者の作品の中でも、最高クラスの作品です。
【J.F.Raffin鑑定書】